躁うつ病の皆様も、そうでない皆様も、こんにちまっおー!
その1から引き続きの内容なので、ぜひみなさま「眠剤を使わないという選択 その1」を読んでからお願いしまーす!
さあ、まおまおのゆっくり減薬大作戦を始めましょうとなった所で、じゃあどれから減薬すればいいのかって話し合いになった時に、カウンセリングの先生から、
「まおまおさん、眠剤から始めましょう」
と勧められた。
ちなみに人によってパターンが必ずあるから、減薬する時は絶対に専門の先生と相談しながら進めてね。
その頃のまおまおは眠剤を使ってもちっとも寝付けない・眠れないし、上手く眠っても早朝覚醒するわ、日中ふらふらしっぱなし。薬を沢山飲んでるから基本眠い・ぼんやりするのは当然だよなー。
そんなまおまおに先生の鮮烈な一言。
「眠れなくていいの。無理に寝ようとしなくていいの。3日間寝なくても死にません。3日目には自然と眠れますから」
「マジかよ⁉先生」
眠れないのが辛くて悩んでいるのに、3日間!?
その後も先生はにっこり続ける。
「まおまおさんは、在宅のお仕事でしたね。日中寝ようと思えば時間のある時にお昼寝できますよね」
「はぁ…。そうですが」
「そういう人は夜になったら絶対ねなければいけないとか、思わなくていいの。お昼寝するのはかまいませんが、勿論お昼寝した時間が長いだけ寝付きは悪くなります。これは誰でもそうでしょ?とりあえず眠剤無しで、1週間後にお会いしましょう」
…。
…いやさー。確かにまおまおはお昼寝しようと思えばできるよ。
しかしいくらお昼寝できる環境だからって、まおまおは長男が学校からすぐ帰ってくるし、日中家事・仕事をしているので、そんなにぐーすかぴーすか眠れる訳ではない。
ぐーすかぴーすかしたいのは山々だが、離婚して家族3人の生活がまおまおの肩にかかっている以上、出来る筈もない。
まおまおは考えに考えて、自ら眠剤をストップ・お昼寝をストップして先生の言われた通り、とりま3日間を過ごしてみた。
その結果。
1日目 夜:勿論眠れない。
2日目 夜:やべぇ。思考がモウロウとする。
3日目 夜:バタンキュー(爆睡)
結論。
…まんが家の仕事連チャン徹夜明けの、〆きり後みたいなもんだな。
って、異様にスッキリした頭で、朝6時に朝日を浴びながら思った。
それからなんとか1週間をやり過ごしてカウンセリングの先生に会いに行き、どんな風だったかを報告に行く。まずその1週間の躁うつの状態を確認してもらって、いざ眠剤のお話へ。
「眠剤無しで、どうでしたか?」
「いやー、人って無理に寝なくてもいっかな…と。1週間過ごしてみて何か自分の場合、深夜2時まで起きてたら嫌でも眠れて、早朝5時半から6時には起きれる…みたいな?」
「一気にガッと3、4時間眠れば、大丈夫ですよ。勿論眠りが浅い日もあるでしょうが、このまま眠剤無しでもう1週間続けてみましょうね」
そんなこんなでまた1週間。
……うん。
人って悟り始めるんだなー。
確かに最初はきつかった。
でもその内、「別に寝なくてもなー」って気持ちが段々強くなってきて、睡眠と自分の躁うつを切り離して考えるれようになったのだ。
睡眠=体を休める
日中=躁うつのコントロールを注意する
って感じ。
睡眠の質が良くても悪くても絶対に気にしない。日中の自身を全力でコントロールすることに目を向けて、そっちに重視して気をつけてたら、
あら、不思議。自然と眠れるようになった。
カウンセリングの先生は、
「例えば、仕事で明日絶対にはずせないプレゼンがある、重要な会議があって頭が冴えてなければまずいから寝ておきたい!…なんて時は眠剤を使用してもいいの。まおまおさんの場合大事な打ち合わせの日とかね。絶対ではないのよ」
と穏やかに語られた。
「ただね。どんなお薬でも耐性がつくでしょう?一度体に取り込んだものを抜くのは、本当に大変なの。ゆっくり減薬していきましょうね」
それからまおまおは眠剤無しでいけるようになった。
ちなみに、最近のまおまおはお昼寝もするよ。
どうにも眠たければお昼寝するし、できる状況でなければ踏ん張って起きてる。
眠剤無しになってから、自然と生活リズムも出来てきた。
毎朝5時30分くらいに起床して、夜は12時か1時くらいに寝る。眠りの深い浅いはあるけれど、ノープロブレムで、休みの日には眠れる時に好きなように寝る(あんまり暇ないけどな)
まおまおにとって、減薬スタートが眠剤を使わない選択になったという事でした!